「買ってよかった」をまとめて陳列している博物館。

Rosas Fase(ローザス/ファーズ)

投稿者の方のコメント

40代女性

ROSASというベルギーのコンテンポラリー・ダンス・カンパニーが大好きなのだが、この『FASE』は、振り付けの面白さもさることながら、映像作品としてよくできていると思う。

ROSASとは、巨匠ベジャールが設立した「ムードラ」というダンス学校で知り合った女子たちが作ったカンパニー。振り付けはアンナ・テレサ・ケースマイケルが行う。初期のメンバーには池田扶美代という日本人がいるためか、むかし日本のTVCMに起用されたことも。時代も良かったのだろうけれど、ROSASは先見の明があり、活動の初期から周りを囲むスタッフが後の超一流人ばかり。音楽はスティーブン・ライヒ、衣装はドリス・ヴァン・ノッテンだもの。

で、『FASE』について。作品は「Piano Fase」「Come Out」「Violin Phase」「Clapping Music」と4つのパートに分かれていて、それぞれ別の場所で撮影されている。「Violin Phase」以外は、駐車場のような薄暗い場所や使われなくなったがらんとしたビルなどが舞台となっており、無機質な背景にライヒのミニマム・ミュージックが鳴っている。同じ旋律が延々と繰り返される中、ダンサーたちは淡々と繰り返しの動作を行うが、コントロールされた呼吸音や靴のゴム底がたてるキュッという音が重なって、緊張感があふれている。動きに派手さはないが、身体がトレーニングされ高いテクニックをもっていなければ、あれだけ長い間同じ動きを狂いなく続けることはできない。

どのパートも動きのキレに見ほれてしまうのだが、私が最も好きなのは森で撮影されている「Violin Phase」だ。ほかは2人のダンサーが踊っているのだが、このパートだけはケースマイケル本人が1人で踊っている。ヨーロッパらしい緑が濃い森の奥深くに白い砂が敷かれた丸い空間があり、ケースマイケルがそこをクルクルと旋回し続ける。そのたびにフワリと広がるスカートの裾やおかっぱの髪、線となって残っていく足跡がとてつもなく詩的で、美しい。後半になって旋回の速度が上がると、カメラが円の周りを回るスピードもアップする。自分もそこにいてダンサーとともに回っているような、しっかり捕まっていないと振り飛ばされてしまうような錯覚に陥る。「ちゃんとついていくよ」と思う。

ダンサーたちの研ぎすまされた肉体と、クールな緊張感が秀逸な作品だ。

FASEを買ってよかった!40代女性の購入ステータス

種類 研ぎすまされた肉体と、クールな緊張感を買ってよかった!
商品 数ある研ぎすまされた肉体と、クールな緊張感の中からFASEを選んでよかった!
状態 新品で買ってよかった!
価格 1,000円以上-5,000円未満の対価を支払ったが、それ以上の価値があった!
愛用年月 10年以上-20年未満も愛用しているから買ってよかった!
お得 1年当たりたったの333円くらい。
1ヶ月当たりたったの27円くらい。
1日当たりたったの0円くらい。
購入年月 2002年頃に出会えてよかった!
製造 Rosasありがとう!
メイドイン さすがのベルギークオリティ!
  • ※注1:2014年4月くらいにご投稿頂いた、その当時の情報です。
  • ※注2:マーカー部分が頂いた情報&商品情報でそれ以外は全ページ共通部分です。

買ってよかった度ー

 
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